認可保育所と無認可(認可外)保育所


保育士として勤務することとなる「保育園(保育所)」ですが、保育所の種類は1つではなく、大きく分けると、「認可保育所」と、「無認可(認可外)保育所」に分けられます


 認可保育所(認可保育園)

保育士の種類

認可保育所(認可保育園)とは、国や自治体(市区町村)が定めた「保育士の設置人数・保育内容・設備」などの一定の基準を満たし、国や自治体の認可を受けている保育所(保育園)のことで、認可保育所はさらに、市区町村(自治体)が運営している「公立保育園」と、社会福祉法人が運営している「私立保育園」に分けられます。

■認可保育所の特徴


◎公立保育園


公立保育園は標準的な保育園で、入園を希望する方が多いので競争率が高く、「保育に欠ける明確な理由」がなければ、入園することが難しい場合もあります。


保育園(保育所)の入園基準


ちなみに公立保育園で働く保育士さんは公務員となります。


◎私立保育園


私立保育園は保育内容に個性があり、延長保育の実施率が高く、融通が利きやすいといった特徴があります。


■認可保育所の保育料


保育料は、各市区町村、児童の年齢、世帯の所得などによって決まります。


 無認可(認可外)保育所



無認可(認可外)保育所とは、国や自治体(市区町村)が定めた一定の基準を満たしていないために、国や自治体から認可されていない保育所のことで、一般的には認可保育所以外の保育施設はすべて「無認可(認可外)保育所」とされています。


■無認可(認可外)保育所の特徴


無認可(認可外)保育所は、国や自治体の基準を満たしていないので、設備が不十分な場合が多いのですが、一方で無認可(認可外)保育所は個人や民間業者が運営していることが多いので、融通が利きやすいなどのメリットもあります。


また認可保育所に入園するには、「保育に欠ける」と判断されなければならないので、入園できず困っている保護者の方が多いのも現実ですが、その場合でも無認可(認可外)保育所には入園できますので、非常に重要な役割を担ってもいるのです。


ただ保育料は無認可(認可外)保育所が決めることが出来ますので、一般的に認可保育所に比べて高額な場合が多いので、事前に確認しておかなければなりません。


■無認可(認可外)保育所の種類


・企業内保育園(事業所内保育施設)
・駅型保育園
・ベビーホテル


以上のような無認可(認可外)保育所が多いようです。


 認証保育所(東京都認証保育所)



認証保育所とは、東京都が独自の基準によって運営している保育所の事で、無認可(認可外)保育所に分類されます。


待機児童の問題が解消されないなか、東京都(東京都内の市区町村)では認可保育所で設けられている基準よりも多少緩和した保育所を補助、運営することによって、東京都の待機児童解消を目指しています。




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