男性保育士

保育士は平成11年(1999年)4月の児童福祉法の改正によって(平成15年に施工)、従来まで保母さんと呼ばれていたものが、男女とも「保育士」という名称に統一されることとなりました。
従来まで男性保育者は特に、「保父」と呼ばれていましたが、この名称は正式名称ではなく俗称で、男性保育者の増加に伴い、男女関係なく保育士と名称が変更されたのです。
男性保育士の割合(人数) | |
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男性保育士は近年、確かに増加していますが、それでも全体的に見ればまだまだ少ないのが現状で、2017年現在、保育士全体の「約3%」が男性保育士となっています。
ちなみに男性幼稚園教諭の割合は、「約7~8%」となっていますが、男性幼稚園教諭の場合、「園長・
男性保育士はなぜ増加しているのか? | |
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男性保育士が増加しているもっとも大きな理由が、「保母⇒保育士」に名称が変更されたことだと思います。
子供が好きで、保育所(保育園)で働きたい男性でも、保母(保父)さんと呼ばれることに抵抗があったのかもしれません。
また男性保育士をテーマにしたテレビドラマなどが放送されたことから、男性保育士がさまざまなメディアで取り上げられ、注目を集めたことも男性保育士増加の理由の1つではないでしょうか。
男性保育士の必要性 | |
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保育士といえば女性を連想される方が多いと思いますし、男性保育士はまだまだ珍しいのが現実です。
しかし男性保育士は近年、保育所だけでなく、その他の児童福祉施設などでも、とてもニーズが高まっていることも確かです。
なぜ男性保育士のニーズが高まっているのか?
◎保育園などに男性保育士がいると、育児は女性がするのが当たり前ではなく、男性も育児をするのが普通に思われるようになり、家庭で父親が積極的に育児に参加することが期待できる。
◎女性だけの職場よりも、男性が入ったほうが、子供にも良い影響を与えることが多い。
◎女性と男性の保育士がいることで、お互い良い刺激になる。
◎体力のある男性にしかできない仕事、男性のほうが向いている児童福祉施設があるのも事実。
以上のように、男性保育士は今後も確実に需要が高まり、保育士といえば女性というイメージも変わるかもしれませんね。
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