首都圏を中心に待機児童増加
2010年7月1日、読売新聞の調査によると、今年度(4月1日時点)首都圏や政令市などで待機児童(保育所に入れず入所待ちをする児童)が昨年度(2009年度)より増加している事が分かりました。
~待機児童の調査対象区域~
・東京(全市区町村)
・神奈川(全市区町村)
・千葉(全市区町村)
・埼玉(全市区町村)
・全国の政令市
・厚生労働省の集計で昨年4月の待機児童が全国50位以内だった市
上記239市区町村の今年2010年4月1日時点の待機児童は「21,640人」で、昨年2009度より1,121人、5.5%増加しました(首都圏は昨年度より8.9%増)。
ちなみに昨年度は上記の地域で全国の待機児童数「25,384人」の約8割を占めていました。
~待機児童数が多い市区町村~
順位 | 市区町村 | 2009年度 | 2010年度 (4月1日時点) |
1位 | 横浜市 | 1,290人 | 1,552人 (20.3%増) |
2位 | 川崎市 | 713人 | 1,076人 (50.9%増) |
3位 | 札幌市 | 402人 | 840人 |
4位 | 世田谷区 | 615人 | 725人 |
5位 | 名古屋市 | 595人 | 598人 |
6位 | 仙台市 | 620人 | 594人 |
7位 | 練馬区 | 429人 | 552人 |
8位 | 相模原市 | 439人 | 514人 |
9位 | 八王子市 | 453人 | 496人 |
10位 | 福岡市 | 473人 | 489人 |
上記以外にも、浜松市⇒253人(1.9倍)、広島市⇒220人(2.4倍)などが待機児童数が増加しています。
ただ全体的に待機児童数は増加していますが、増加率は昨年度に比べ縮小しており、大阪市では昨年度より約400人待機児童が減るなど、対策が軌道に乗った自治体もでてきています。
[2010年7月1日・読売新聞より一部引用]
2010年7月2日(金)に、管総理大臣がニュースステーション(テレビ朝日)に出演し、古館さんから待機児童について質問された際、早急に問題を解決していくと発言していました。もちろん各党は参院選の公約で「待機児童の解消」を掲げています。
個人的には、こども手当以上に待機児童問題に取り組むべきだと思うのですが・・・
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